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清水 峰生の
平成峰生記タイトル

kakko1第20回 フラガール '06.9.23kakko2

2006年9月23日、常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々を描いた映画「フラガール」が封切りになりました。
この映画の製作と上映にあたり、長年、ハワイアンズとハワイアンズのダンサーを養成する常磐音楽舞踏学院に関わってきた私は、よくこう聞かれます。
「清水さんも出演しているんですか?」「清水先生の役は誰がやるんですか?」 

映画「フラガール」残念ながら出演もしていなければ、私を演じている役者さんもおりません。トヨエツ(豊川悦治)は清水峰生役ではありません。(炭鉱夫です)

映画の主人公(松雪泰子)のモデルとなっている関係者は当時、フラダンスとタヒチアンダンスを教え、学院の設立に尽力されたカレイナイニ早川さん。映画「フラガール」の振り付け・レッスンも早川さんが担当されました。

と、いうだけではコラムも何も広がらないので、いい機会ですから、フラガール(ダンサー)を養成する常磐音楽舞踏学院について、お話をしましょう。
学院がダンサーを養成して今年でも41年になります。毎年4月1日に「学院祭」と称して、修了式と新しい生徒を迎える入学式を同時に行います。
今年は、6名が学院を修了し、7名の女の子が入学してきました。
在籍人数は24名。基本的に高校を卒業した子たちが入学してきます。

学院は福島県知事の認可を得た各種学校法人で、教科がしっかりと組み込まれています。書道や礼儀作法、華道という教科もあったと思います。ダンスもフラやタヒチアンの他にジャズダンス・バレエ・フラメンコも学びます。
私は、ウクレレと歌を彼女達に教えていますが、現在は、ハワイアンパーカッションによる歌と演奏指導みたいな事をやっています。ウリウリとかイリイリ、プイリを用いた「民族芸能」の基礎みたいなものですね。

「学院祭」では、40期生と41期生合同で「カイマナヒラ」と「ソング・オブ・オールドハワイ」の披露を行ったのですが、ウクレレを弾き、プイリやイリイリを用いて歌い、そして踊るといった構成でやりました。
普段、踊りがメインな人が楽器と歌を、歌と楽器がメインな人が踊るというスタイルを取りました。各自が新鮮な気持ちで取り組めるようにという狙いからです。
このような学院祭を毎年繰り返し、スパリゾートハワイアンズで感動的なダンスを披露するフラガールたちがステージに立つわけです。

さて、映画「フラガール」ですが、実話に裏づけされた非常に感動的な劇映画になったと思います。音楽はウクレレの若手実力者ことジェイク・シマブクロ。
ジェイクについては以前のコラムでも触れましたが、テクニックだけに終始せず、情緒を醸し出す域にいよいよ到達してきたと感じました。

「フラガール」で始めて、映画音楽を手がけたそうですが、その事がジェイクにとって大きなプラスになったのではないかと思います。
「フラガール」は、なかなかいい映画です。ぜひ皆さん、映画館に足を運ばれますようお勧め申し上げます。 

映画「フラガール」公式Webサイト http://www.hula-girl.jp/
スパリゾートハワイアンズWebサイト http://www.hawaiians.co.jp/

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