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清水 峰生の
平成峰生記タイトル

kakko1第17回 第2回Famousウクレレコンテストについて'03.12.25kakko2

前回のコラムから半年以上が過ぎてしまいました。
にも関わらず、このWebサイトのアクセスが無くならず、ご覧になっている方がいらっしゃることに感謝します。
「サイトはさっぱり更新されていないし、一体、清水峰生はどうしているのか?」と気にされている方もいらっしゃるので、「元気でやっています」と、申し添えておきます。
大病を患って以来、以前のコンディションにはおいそれとは戻りませんが、「布哇庵」にも殆ど顔を出していますので、清水峰生を見てやろうという方はぜひいらっしゃってください。お待ちしています。(一応、念のためお電話くださいね)

会場の模様さて、さる10月26日(日)に東京・台東区のミレニアムホールでキワヤ商会主催の第2回Famousウクレレコンテストが開催され、見に行ってきました。
昨年のこのコラムで少し触れたこともあり、キワヤ商会さんからご招待いただきました。当日は多くの来場者でホールはごった返しており、大変な賑わいでした。
さて、コンテストの感想ですが、レベルが高く、どの演奏も、とても興味深く、楽しく聞かせていただきました。

特にオリジナルのレベルが高く、私の印象に残った人が、賞を受賞されていました。
楽曲がオリジナルというのも無論、既存の曲をその人なりのオリジナルの表現力で演奏し、そのレベルも大変高かった。「枯葉」や「マウイチャイム」のイントロは既成のものではなく、非常に新鮮。明らかに自分ならではの表現に挑戦していることが感じ取れました。特に「マウイチャイム」は、ハワイアンを好きで演奏する人のものとは全く違うNEWバージョンの「マウイチャイム」だったと思います。

従来、ウクレレのコンテストというとハワイアンで、オータサンスタイルで、いつかどこかで聞いた風と思いがちですが、受賞者の皆さんはそういう意味で全く違っていた。
ユニット部門で優勝した方は、「ソラいっぱい」という曲名が示す通り、メロディパートは全て開放弦で演奏、ウクレレの特性を見事に生かしきっていた。「G線上のアリア」のウクレレ版というのは誉めすぎかな。とにかくアイデアも含め、面白かった。
そしてソロ部門で優勝した方は、まさに曲も演奏方法も雰囲気もオリジナルの極み。
ウクレレという楽器の表現力がいかに自由で無限の可能性を秘めているか、ホールにいた人は実感できたのではないかと感じました。

自作展示コーナーところで、ホールをざっと見渡して、ちょっと残念だなと思ったのは、私と同じくらいの世代や年配の同好者をあまり目にすることがなかったこと。自分の演奏スタイルやポリシーを守るのは必要だけれども、今、ウクレレを楽しんでいる人々にどんな人がいるのか、どんな世界があるのか、機会があれば、ぜひ見たり聞いたりするべきだと思う。いろいろな演奏スタイル、表現方法を体感することで、自分のスタイルや表現力を再認識し、どういう風に発展させていくか考えるきっかけになるはず。
「好き=うまい 嫌い=ヘタ」では決してないのだから。

次回、コンテストはお休みし、フエスティバルとしてイベントを実施するとの事。
ウクレレ教室やウクレレスクールにも声をかけていただき、色々なスタイル、様々な演奏を、老若男女が体感できるフエスティバルにしていただけたらと思います。
この場をお借りしてご招待くださったキワヤ商会様にお礼申し上げます。

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