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最近の集会から

 取材させていただき、集会の模様を伝えます。

砂川事件・伊達判決破棄に抗議し 日米密約の全面公開を要求する 12・12集会

 「砂川事件・伊達判決破棄に抗議し 日米密約の全面公開を要求する 12・12集会」が、12月12日〈土〉午後1時すぎから午後5時まで、東京・駿河台の明治大学リバティータワー11階1114番教室で開かれました。100名を超す出席者が集まりました。まず、島田清作さんの説明で星紀市さんが編集作成した映像が上映され、砂川闘争を振り返りました。ついで、砂川闘争で刑事特別法違反容疑で逮捕され一審判決(伊達判決)で無罪とされるも米国の圧力で飛躍上告され最高裁判決で有罪とされた土屋源太郎さん、坂田茂さんが当時のことそしてその現在の意義を熱く語りました。次いで、情報開示請求につき吉永満夫弁護士から、沖縄密約開示裁判について日隅一雄弁護士から現状と意義について簡潔な説明を聞きました。この後、「沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動」の平山基生さんなど日米安保をテーマにした運動を行っている諸団体からの挨拶がありました。9条改憲阻止の会からは渕上さんが発言しました。休憩のあと、沖縄密約裁判原告である我部政明琉球大学教授の「日米密約をめぐって その意味を問うー砂川、安保条約、沖縄ー」と題した基調講演があり、「在日米軍基地や自衛隊がアメリカの世界戦略の一環に組み込まれることを強いる日米安保体制をやめて、核廃絶と世界平和をめざし、対等・友好・協力の日米関係を構築することを求めます。」とする集会アピールを採択し、集会を終えました (写真は、坂田茂さん(右)と島田清作さん(左))(取材・文・写真:原 秀介)  

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