Collector's Ukulele Series-3 Wendell Hall concert ukulele |
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今回も前回に引き続き、シカゴウクレレコネクション、Regal社の中からWendell Hall concert ukulele紹介致します。 ウェンデル ホールは、1920年から30年代にラジオショーでその人気 ![]() 本来ボーカリストである彼が唄う歌の伴奏をしたのが、彼自身の演奏するウクレレを始め、ティプルや、バンジョーユークでした。 1923年にビクターレコードからリリースしたIt's ain't gonna rain no mo'と言う曲は、200万枚を販売する大ヒット曲で、その年のビクターの販売数一番のレコードになったほどです。 (楽譜や、教則本も多く残っています) |
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20年の半ばから後半にかけて、彼の人気は全米中に広がり楽器製造メーカーから、エンドースメント(楽器の推薦、保証)の話が多く持ち上がります。 そしてバンジョーユークはLudwig社(ルドウィック)ウクレレはRegal社と契約を結びます。 Regal社はソプラノサイズのウクレレをRed Haedのトレードマークで販売し、コンサートサイズは一般向けとプロ向けの販売層に分けて販売しました。 Red Headは彼が赤毛であったことから、彼のニックネームでした。 Red Headのウクレレにはマホガニーボディーとコアボディーがあり、コアボディーのウクレレはプロの間でも、愛用されていたそうです。 (写真:Red Haedのトレードマーク) |
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Wendell Hall T-V Concert ukulele 低価格で一般向けに生産されたウクレレ。 (スプルーストップ、マホガニーバック) 三角形のサウンドホールが可愛く、弾きやすいウクレレです。しかしながら、楽器としての完成度は、あまり高くありません。 (写真左:ウクレレ本体 写真右:ヘッドのアップ) |
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Wendell Hall Professional Concert ukulele プロの購買層を対象としたウクレレ。(高質スプルーストップ、マホガニーバック) サウンドホールは、クラウン(王冠)です。 弾きやすく、スプルーストップのウクレレが持つあまく、まろやかな独特の音色です。 現存数がきわめて少ない、珍しいウクレレです。 当時、彼の影響を受けてウクレレを弾き始めた人が10万人以上いると言われるほど数多く、同時期に活躍した、Cliff Edwards - Ukulele Ike 同様 ウクレレ界への貢献度がきわめて高いウクレレ界のヒーローです!! (2001.November) |