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Lucy's ukuleleが注目するウクレレをご紹介

第1回 Honu Ukuleles

Honu1
Honu(ホヌ)はハワイ語で、亀を意味します。
Honu UkulelesはHawaiiにショップを持つGregory Yount氏と彼のスタッフにより1999年後半に試作品が製作され、 日本ではヤマハトレーディングが取り扱いを開始した様ですが、案内としての内容が濃くなく、まだまだ知られて いない様なので、私達の興味を牽きました。
現在までの生産数は試作品を含み90本程で、 今までのウクレレ製作のコンセプトを根本的に覆した作りがこのウクレレの特徴です。
試作品の製作段階で製作された十本程を除き Honu UkuleleはKoa材を削り出し、トップ、ネック、ヘッド サイドの半分でワンピース、バックとサイドの半分が ワンピース、二つのピースを合わせて製作されている、 非常に手間とコストの掛かったウクレレです。

Honu2
試作品の数本には、通常のクロスブレーシング (ちから木)が使われましたが、コアのかたまりを くりぬいて作られる関係で、トップ、バックには それなりの厚みが必要になる為、そこにちから木を 装着する事により、バイブレーションがおさえられて しまう事が問題になりました。 ボディーのデザインに関しての問題ではなく ウクレレの内側を、どの様にするかが問題となった訳 ですが、ある夜、寝る前にベットの中で、ふと思いついた 事を試す事にしました。

ちから木を接着する変わりに思い付いた事は、 コアのかたまりを削り出す時にちから木の変わりと なる部分を削り出す事です。数本のちから木を トップに接着する以上の効果(ボディーの補強と音響)を得る為の答えは、自然界にありました。 蜂の巣です。
六角形は一般の生活の中でも良く見かけますが この蜂の巣をトップの裏側に削り出す事によって 予想通りの音響効果、補強効果を得る事が出来、 ユニークなボディーのデザイン、蜂の巣型ブレーシング (Honey Comb Bracing TM)ですべてのコンセプトが決まり、 通常生産を開始しました。

(何故6角形が良いかは、専門でないのでコメント出来ません)
日本では、このブレーシングを海亀甲羅型反響板という風に宣伝されている様ですが、実際には蜂の巣型が本来のアイディアです。

Honu3生産開始当初のコストセーブの試作的な物として ツーピースでなく、サイドにあとツーピースを装着し、4層からなるウクレレもあります。(右写真参照・ちょっとわかりにくですが・・・)
それにしてもなんと贅沢な事を考えたのでしょう。 ヘッドからボディーの長さのコアのかたまりと ボディー半分の厚みのコアのかたまりを削り出して 合わせる訳ですからね。 コスト的には、4層にした方安いのでしょうが Yount氏はツーピースに決めたのです。

このHonu Ukuleleをマーティンやカマカ等の他の ウクレレと比較するのは意味がないと思いますので とりあえず、何処かで弾いて見て下さい。
楽器には弾き手の好みがありますが 今までのウクレレと違った魅力を持っています。

現在までの生産数は試作品を含み90本程で、 今までのウクレレ製作のコンセプトを根本的に覆した作りがこのウクレレの特徴です。 試作品の製作段階で製作された十本程を除き Honu UkuleleはKoa材を削り出し、トップ、ネック、ヘッド サイドの半分でワンピース、バックとサイドの半分が ワンピース、二つのピースを合わせて製作されている、 非常に手間とコストの掛かったウクレレです。

honu4
通常生産されている機種はModel-1、(シンプルで飾りのないタイプ)
Model-1 Deluxe(ヘッドとサウンドホールの周りにアバロニ貝で 亀のインレイを施した)の2種のみ。

材質 : ネック、ボディー、バック : ハワイアンコア
指板 : パオ フェロー (南米産)
ブリッジ : オヒア (ハワイ)
ペグ : グローバー
弦 : ヒロ
ヤマハトレーディングの定価はStyle-1が\99,800です。 (2001年2月現在)
honu5 Lucy's Ukuleleのアイデアで製作されたModel-1のポジションマークとヘッドにHonuのアバロニインレイを使用した物、またDeluxeタイプに同様のインレイが施されたウクレレも近い内に市場に出回るかな??
もっと詳しい事を知りたい方はメールにてお問合せ下さい。

(2001.March)
honu6
Honuウクレレは2001年12月に工場を閉鎖致しました。2001年9月11日の同時多発テロ事件が原因による観光客の低下に伴い、主な収入減であったコアを使った商品の注文が少なくなり、工場を閉鎖する事態となったからです。独自の特徴を持ったHonu Ukuleleの生産は今後復活する見込みが全く無く、非常に数が限られた”幻のウクレレ”となりました。(2002.August追記)

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