第2回 Uke Brand ukuleles |
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今回は前回のHonu Ukulelesとまた違った意味で興味深いウクレレを紹介致します。 Uke Brand Ukuleleの発祥地は米国カリフォルニア州Santa Cruz (サンタクルース)です。(サンフランシスコから約1時間程南の海岸沿いにある海辺町) 今から約一年程前に設立されて以来、現在までに約70本のウクレレ(ソプラノ、コンサート)が市場に送り出されました。 |
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Uke Brand UkuleleはMr. Larry Darnell氏によって運営されておりますがウクレレの製作自体は、カリフォルニア州 Felton(フェルトン)に工場を持つ、クラシックギターメーカー Hill Guitar Co. に依って製造されております。 ごらんの通り、形、作りは, Kumalae ukulelesをその手本としております。 私の知る限りですが、既存のウクレレメーカーでこのタイプのウクレレを常に生産している工房、メーカーはないと思います。 機種はソプラノ2種とコンサート2種の4種ですが写真(ソプラノ)で御覧頂けます様、ロープインレイの入ったタイプと、入っていないタイプの違いです。(コンサートとも同様)材質は本体にコア材を使用。マホガニーネック。グローバーのチューナーに、弦はGHSブラックナイロンが張られています。 さて一番気になる音質、音量です。 ハワイの工房で作られているウクレレの半分ほどの価格で購入出来る事を考慮し、個人的にはかなり高い点数を与えています。 |
![]() 天板、背板共、薄く、また塗装もマーティンなどと比較すると大変薄く、約3分の2ほどの塗装行程で仕上げている様です。 音量は、箱鳴りするとは云えないまでも、コア材を使用して作られている、他社のウクレレに比べると、前に出るまとまった音で、かなりのボリュームがあると思います。 音質は、コア材のウクレレにしては珍しく、硬くなく、マイルドでハワイで作られている形態のウクレレとは違った音色を持っています。 日本では、神戸のロッコーマン(ミュージックショップ)で御覧頂ける様です。 Uke Brand Ukulelesに関して、もっと詳しく知りたい方はメールにてお問い合わせ下さい。 (2001.May) |
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