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ウクレレ見聞録

ウクレレな出来事について記しています。

コールズ イン ハワイ 1999

VOL2:この木 コアの木 貴重な木
ワイ製のウクレレ、それはハワイアン・コアというハワイ独特の木材でできています。ウクレレに使用されたのは約120年前、マヌエル・ヌナス氏の手によってですが、コアは民族信仰の対象でもあったそうです。コアの原生林は「クプルプ」という神の支配する場所として畏敬され、伐採時には華々しい儀式が執り行われたそうです。現在、ハワイアンコアは乱開発や環境破壊により大幅な減少傾向にあります。

そんなコアの木がなんとホノルルで見ることができる!ということで、ハワイ情報WEB「ALOHA STREET」を運営されているwincubic.comのOsamu Hayakawaさんに連れていってもらいました。

panolama view 場所はタンタラスの丘

コアが生息する場所はタンタラスの丘です。夜景スポットで有名なところですが、昼間の景色も写真のように大パノラマが楽しめます。ダイヤモンドヘッドが見下ろせるというまさに絶景スポット。レンタカーを借りるのであればぜひ訪れてみて下さい。最高の景色です。タンタラスの丘展望台からホノルル市内を一望できます。

koa tree1 生きたコアの木とご対面!

コアの木は展望台の駐車場の両脇に生えていました。特に表示があるわけでもなく、これは教えてもらわないと見過ごしてしまいます。
コアは、海抜450〜600メートルの山腹に原生するそうです。生えていたのは比較的小振りのものでした。ウクレレに使用できるのはコアの大木ですからコア木材が希少になりつつあるのもわかるような気がしました。
koa tree2

これがコアの花!

黄色くみえる小さなものがコアの花です。こういう花だとは思いもよりませんでした。花の下に枯れた枝豆の房みたいなものが見えますが、これにコアの種子が入っています。コアはマメ科の植物なんです。小さな花が小さな種を生み、地に落ち、芽が出て、木になり選ばれた大木がウクレレになるわけです。

コアの木はある意味、ご神木としてハワイの人々の中に息づいていました。そしてハワイの人々の音楽に欠かせないウクレレとして人々に愛されています。生きたコアの木を目にしてウクレレはまさに自然と人の想いが結びついたハワイのスピリッツであると感じました。(1999.9.2)

参考文献「ウクレレ快楽主義」(1992・東京FM出版)
koa flowers



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