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コールズ・インタビュー

ウクレレに想いをかける人々にご登場いただきます。

ukulé flambé from Australia インタビュー
Ukule Flambe
2007年1月、コールズ宛に1通のEメールが送られてきました。「オーストラリアでウクレレ
のバンドをしています。よろしければ、リンクをお願いします」 
「オーストラリアのウクレレバンドってどういうスタイルなんだろうか?」と興味が膨らみ、
メールのやり取りで交流。「面白いからインタビュー記事にしよう!」でも、オーストラリアにはさすがに行けないので(涙)、メンバーのYukiさんとメールでインタビューを実行。
オーストラリアはケアンズ近郊のクランダという町で活動するウクレレグループ「ukulé flambé」をご紹介します。(2007.1月~2月:メールで数回インタビュー)
■オーストラリアの小さな町のウクレレバンドがYouTubeとポッドキャストで一躍、ワールドワイドに進出・・・かも?

まずはバンド誕生の経緯についてお聞かせ下さい。

Ukulele Flambeダニエル・ボスコが仕事の合間にウクレレを弾いてる所を今のギターリストであるジョンの目にとまり、「バンドをやらないか?」と誘われたんですね。
その時、ちょうどスプリングフェスティバルのファションショーで音楽を担当していたのが、ダニエルと私、ユキ・ハニー(ウクレレ)、サダ(ハーモニカ/ドラム)の3人でして。
ダニエルと私は以前からデュオ (bosko&honey)を組んで、地元でオープンマイクのイベントがある度、参加していたので、その関係から声がかかったんですね。

で、このファションショーを地元のリゾートでもう一度やることになって、そこのマネージャーから「バンドとして定期的に仕事としてやらないか」ってオファーをいただいて。
それがきっかけで、このメンバーにジョン(ギター)が加わり、初期の ”ウクレレフランベ” が誕生しました。その後、バンドのメンバーがサダからタニヤ(ボーカル/マラカス)に、入れ替わり、地元のリゾートやレストランを中心に活動しています。

オーストラリアの人たちのウクレレ演奏ってちょっと想像がつかないんですが・・・。
「ハワイアン」じゃないだろうし、どんな曲を演るんでしょうか。バンドのコンセプトとかありますか?


どんなふうにウクレレを曲によって弾くか試しているというか、勉強しているというか・・・それがコンセプトなのかもしれないですね。後、自分たちの好きな曲を選んでいたら自然とジャズやラテン、1930-1970’sなどの曲が多くなっていきました。演奏は自分たちの好きな曲を弾く事。まあ、楽しいっていうのが一番ですからね。

バンドのメンバーを紹介してもらえますか?


Daniel; lead ukuleleまずはリーダー格のダニエル・ボスコ。オーストラリア出身。似顔絵師としてクランダ(Kuranda)の町にやって来ました。小さい頃からバイオリンを弾いていて、誕生日に私にウクレレを買ったのがきっかけでウクレレを始めました。でも、ウクレレの取り合いで(私へのプレゼントだったのに)ケンカが絶えなくなった為、ある日、自分のウクレレを購入。
バイオリンの知識と周りの人達から色々習って独自のスタイルを作っています。このバンドやデュオでは、主に、リードウクレレ、ソロ、ボーカルを担当しています。ちなみにウクレレはオーストラリアの楽器メーカーcole clark社のULE-1を愛用。

Yuki; rhyme ukuleleJohn;guitarユキ・ハニー。私です。日本出身。旅行中にダニエルと知り合い、語学留学後、クランダに住み着きました。「ウクレレフランべ」と「ボスコ&ハニー」では、主に、リズムウクレレ、コーラスを担当。ウクレレは、brukoというドイツの楽器メーカーのソプラノウクレレを使用しています。ウクレレとは言え、弦楽器にまともに触った事が無かったため、ダニエルや、周りの人達から色々と習っています。

ジョン。アイルランド出身。16歳の頃からクラシックギターリストとして活躍し、その後、ジャズギターリストとして、ギターの先生として活躍後、クランダにやって来ました。このバンドの他にもジャズバンド、ギターの先生と多才な顔を持っています。
このバンドでは、リズムギターを担当。Tania Vocal

タニヤ。サモア出身。クランダには前から住んでいて、「いいシンガーがいるよ」とジョンから紹介されました。タニヤの曲によって変わるきれいな声とセンス、何よりも明るくて暖かい性格にバンドメンバー全員魅了されています。昔から歌を歌っていて、このバンドでボーカルとして活躍中。
他にレゲエのバンドでも歌っています。

Yukiさん自身についてもうちょっとお聞かせ下さい。

えー?もうネタが残っていないかも。千葉出身です。こっちに来る前は色々な職業を点々とし、お金を貯めて、オーストラリアのクランダに来ました。クランダは人口800人ほどの小さな町ですが、ケアンズから日帰りで来れる距離(車だと30-40分)なので、昼間は観光名所として、ケアンズの観光客や地元の人達が遊びに来ます。元々ヒッピーの人達が他の町から流れてきてマーケットを始めたのがきっかけで観光地になった場所なので、元・現役共にアーティストやミュージシャンの人達が多く住んでいます。

で、こっちに来てから時間に余裕ができて、ウクレレをはじめました。ハワイの音楽を知らない私がなぜウクレレかというと、ダニエルが誕生日にウクレレをくれたから。(笑)それまでの私のウクレレ知識は、ドリフターズで、 高木ブーさんがウクレレを弾いてたのをテレビで見た事があるくらいで。でも、始めてみると奥が深い・・・!思い切りハマってます。

2006年秋にインターネットが家にやっとつながったのを契機に「youtube」にビデオのせたり、いろんな、ウクレレプレイヤーとコンタクトがとれたりと、それまで、ウクレレプレイヤーと会った事も無かった私達にとって、世界が広がったというか、ネットのおかげで、 こんな田舎にいる私たちでも、ウクレレのネットラジオ(ukulele podcast)というネット配信のラジオショーに出演できたり、N.Y.のウクレレフェスティバルに招待されたり、こんなインタビューもしていただけるなんて、いまだ、半分夢心地です。ありがとうございます。

こちらこそありがとうございました。いつか日本で演奏をされることを楽しみに待っています。
インタビューを終えて
Ukulele Flambe Poster
1通のメールから始まった「ウクレレフランベ」との交流は、インタビューという形で皆さんにご紹介となりました。コールズも含めて、YouTubeやポッドキャストといったインターネットがこのバンドに気を向かわせるのは何なのか。「オーストラリアのウクレレバンド」まず、これだけで、気になりますよね。そこで、YouTubeにアクセスすると、とても楽しそうに演奏する日・豪・アイルランド・サモアといった民族を越えたメンバーの姿が映し出されます。

演奏する曲も多種多様。で、もって楽しそう。活動場所はオーストラリアの小さな町・クランダ。
地球の南半球の大陸のとある小さな町で、民族越えて、ウクレレで、バンド活動している。
ウクレレフランベを通じて、私たちは「ウクレレと好きな音楽さえあれば、いろいろな民族の人と一緒に仲良くやっていけるのかもしれない」という思いがこみあげてくるのかもしれません。


「ukulé flambé」Webサイト http://ukulele.spots.com.
日本語ページあり。文字化けする場合はブラウザソフト(IE等)の文字のエンコードを日本語(自動選択)に変更してください。

「YouTube」 bosko & honey channel http://www.youtube.com/profile?user=boskohoney
 

VOL4.IWAOさん | VOL3.トゥモローハウス纐纈史子さん |VOL2.ティーズギター高橋信治さん
| VOL1.清水峰生さん |



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