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Lucy's ukuleleが注目するウクレレをご紹介

第8回 Kurachi Usulele (ウスレレ)

kurachi Ukuleleのコラムに初登場の日本のビルダー、KURACHI ウクレレです。
名古屋郊外に工房を構える倉知さんはウクレレ製作の歴史が長く、その完成度の高さは、大変高い評価を受けています。知る人ぞ知る、「Kurachi Ukulele」。
ヘッドに「K」のロゴのあるウクレレを見かけた事があると思います。
7〜8年程前からウクレレの生産を中断していた倉知さんが、2004年後半からまた少しずつウクレレの製作を開始されました。

十数年も前から14フレット、ネックジョイントのソプラノやコンサートなどプレーヤーフレンドリーなウクレレを製作されています。生産再開早々に2本のウクレレの製作をお願いしていました。一本はコアロングネック・ソプラノで、もう一本はマホガニーロングネック・コンサート。今回は、2005年春に完成したマホガニーコンサートのウスレレ「KC-2 1/2」を紹介します。
kurachi ukulele2
倉知さんの作るウクレレは演奏を最優先し、派手な飾りのない、見た目にはオーソドックスなウクレレが殆どですが、今回のウクレレは、その路線を少し離れたウクレレです。正面から見る限り、やはり飾りのないマホガニーコンサート。
でも横から見るとその名前の通り!!厚さが通常のコンサートサイズの2/3、「ウスレレ」です。通常コンサートサイズのボディーウエストの部分(くびれた所)の厚みは60mmですが、この「ウスレレ」は40mmです。


細部に至る仕上げの丁寧さ、薄めのフィニッシュの巧みな技。ピッチは言うまでもなく大変正確です。完成するまでは控えめな音量を想像していましたが、大間違い。通常のコンサートサイズのウクレレ同様、またそれ以上鳴ります。この厚さで何故これだけ音量があるのか、不思議なくらいです。
kurachi ukulele3
数十年自然乾燥させたマホガニー材を使われているのもその理由の一つでしょうが、やはり天板の薄さやブレーシングの削りだしやセッティングなど、作り手の技がそのままウクレレに刻まれている事が感じられます。
ブリッジの位置は間違いなく天板で一番振動する、スイートスポットを捉えています。このウスレレとソプラノ以外に、11〜12年前に製作して頂いたウクレレが2本あります。一本はコアロングネックソプラノで、もう一本は、総ローズウッド製ソプラノです。
kurachi ukulele4
このコラムの第6回で紹介しましたDan Ratliff氏が以前、遊びに来た時にこのローズウッドウクレレに心を惹かれて、総ローズウッドのウクレレを製作。
完成の知らせが2005年・10月に連絡がありました。
(最近、彼のウクレレはアキオ楽器さんが扱っていますね。)
日頃から倉知さんのウクレレを一番頻繁に手にしていますが、このウスレレが出来てからは、もっぱらこのウクレレばかりを弾いています。

薄いので、とにかく抱えやすく弾きやすいウクレレです。
最近は、コンサートやテナーを演奏されるプレーヤーが増えて来ていますが、街の楽器店で手にするコンサートと少し違ったウクレレを探している貴方にお薦めの一本、
「ウスレレ」です。(Feb. 2006)。

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