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コールズ・インタビュー

ウクレレに想いをかける人々にご登場いただきます。

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IWAO ”HAWAIIAN MORNING"インタビュー
hawaiian morning / IWAO
2004年11月にリリースされた「Winter Delight」より実に約1年半ぶりのアルバムとなったIWAOさんのウクレレCD「Hawaiian Mornig」(2006年7月21日発売)。
レコード会社の移籍・独立・自身のWEBサイトの開設など、公私にわたって様々なリニューアルを迎えたIWAOさんにアルバム「Hawaiian Mornig」を中心にお話をお伺いしてきました。(2006.7.13取材)
■ウクレレソロを聞かせるアルバム・それが「Hawaiian Mornig」
IWAO
「今回のCDはIWAOさんにとって"ウクレレの原点回帰”みたいな感じですか?」

"原点”と言っても僕の場合、ハワイアンじゃないんですよ。"オータサン”(ハーブ・オオタ)が僕のウクレレの原点ですね。

CDのタイトルが「Hawaiian Morning」。ハワイアンの名曲もフィーチュアーされていますが、ウクレレと言えばやっぱりハワイアンという企画意図だったんでしょうか。

ハワイアンというより8枚目のウクレレアルバムをやるにあたって、まず考えたのは「ウクレレ1本によるCD」ということ。ウクレレの音色をソロを聞かせたいというのがありました。で、縁あってジェネオンさんからアルバムを出すということで、提案したみたところ、「それで行きましょう」となって。ですから楽器編成も極めて薄いです。パーカッションと歌が入っているだけみたいな。ウクレレ1本でウクレレの音がよくわかるようなものを作りたかったんですよ。それが結果的にこういった選曲に落ち着いたという感じですね。

「Wave」や「Misty」、「Stella by Starlight」それと「Kona Sunset」(IWAOさんのファーストウクレレCD「ukuleleman」に収録されたオリジナル)が入っていますね。

ウクレレ1本でジャズの練習をしていた頃の楽曲ですね。ウクレレとジャズは相性がいいと思います。「Kona Sunset」を再収録したのは、最近のライブで演るこの曲が「ukuleleman」の頃より、ゆったりしたスピードになっていて。ライブで演る感じの「Kona Sunset」を聞きたいというリクエストが多かったというのがありました。

CDジャケットではコアロハのテナーをお持ちですが、録音はそのウクレレですか?


いえ、撮影には間に合ったのですが、収録ではいろいろなウクレレで弾いています。「ブルーハワイ」は久しぶりにソプラノ・ハイGで弾いています。スタジオに置いてあった「Kelli」の身内ブランドみたいなやつ。(おそらくKeilani)
「ブルーハワイ」はね、僕がウクレレ覚え立ての頃、弾いていた曲なんですが、「ブルーハワイ」をウクレレ1本で収録するというのはある意味、大変、勇気がいりました。(笑) 後はレイラニのテナーで収録してますが、生徒から借りた赤レイラニ(ハーブ・オオタモデル)で弾いた方が自分の青レイラニより多かったりして。(笑)それからシモさんのウクレレでも弾いてます。
■いろいろなジャンルの音楽をウクレレの音色を通してこれからも表現していきたい。
オータサンならひたすらマーティンの3Mとか、ジュニアやジェイクもコアロハ、カマカとブランドをあまり変えませんね。
そういったひとつのウクレレで弾くというスタイルにあこがれるのですが、実は買い物好きで。かれこれウクレレはざっくりもう30本くらい、持ってますかねぇ。いろいろなウクレレに触れてみたい・感じてみたいという気持ちが強いですね。でも、ひとつのウクレレをずっと使い続けるアーティストにあこがれているみたいな。

IWAOさんはこれまでのCDでいろいろなジャンルの曲をウクレレで表現してこられました。「ukulele man」ではブータンの民族音楽(JogJog)を取り上げていますし、以後はボサノバ、レゲエ、ジャワイアン、ブラジルとまさにワールドワイドですが、今後の活動や音楽の取り組みについてパーソナルな環境の変化と合わせて教えてくれませんか?

どんなジャンルも好きなので、これからもいろいろな音楽をIWAOとしてウクレレで表現していこうと思います。東京・・・というか日本の文化風土っていろいろな国のいいもの、料理とか音楽とかをどんどん取り込んで、発信していきますよね。いろいろな国の文化が最高のレベルで、しかも日本人のテイストにあった形で存在している。僕もそういった日本がもつ多様IWAO2性を自分なりにウクレレというフィルターでアウトプットしていこうかと。ある意味、それが日本的なのかもしれませんね。

パーソナルな環境の変化・・・うーん。確かに「ブータンまでちょいと登山」なんてもうできないかもしれないけど(笑)、家族ができることによって音楽性が変わるというよりも、どちらかというと時の積み重ねによる変化かなぁ。あ、ウクレレは買いやすくなったというのはあるかな。(ご結婚相手はウクレレの生徒さん)、それはすごい変化。(笑)

僕は、ウクレレの第一人者的な紹介をよくされるんだけど、実はウクレレは、キャリア的には10年やっていないんですよ。まだまだこれからですね。
それからシンガーソングライターとしてギターと歌というスタイルを昨年から復活させたので、山口岩男としても活動します。
ワールドワイドを念頭にウクレレインストルメンタルの「IWAO」、ギターと歌の「山口岩男」の両立ですね。

ありがとうございました。ますますのご活躍を期待しています。
インタビューを終えて
ずっと新しいコアロハテナーを爪弾きながら終始、リラックスしたムードでインタビューに応えてくれたIWAOさん。
本当にこの人はウクレレが好きなんだなぁと、思いました。いろいろなウクレレに興味を示し、出会い、様々なジャンルの音楽をその時・その瞬間の自分の感性で、出会ったウクレレで表現していく。それがIWAOスタイルなのかもしれません。
いただいた「Hawaiian Morning」を聞いた時も和みの優しい調べなのにまどろむことなく、むしろ体の中の細胞が活性化するような気がしました。そんなお話をすると「根が”ロック”なので、それが表現の裏に潜んでいたのかもしれない」というお返事でした。まどろんで寝てしまうのか、それとも聞き込んで元気が湧いてくるか。ぜひ、「Hawaiian Morning」をお聞きください。

収録曲試聴はこちらをご利用下さい。 IWAOさんのWEBサイトはこちら。(Iwaoweb.com)

(取材協力:ジェネオンエンタテインメント
 
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