Lucy's Ukuleleは2002年1月、シアトルよりカリフォルニア州サンタモニカに居を移しました。これからは、こちらサンタモニカの話題などを交えながらLucy's Ukuleleの近況をご紹介して参ります。様々なInformationをI(私)ことLucyが皆様に「愛」をこめてお送りいたします。 |
2002年10月22日 第3通 世紀を越えた名演奏 |
皆さん、こんにちは。 ルーシーです。 去る10月13日、ロサンゼルスの南にある小さな楽器店 Shade Tree Musicで JIM BELOFF氏とLYLE RITZ氏の小さな小さなコンサートがありました。 ![]() ![]() それもそのはず、 LYLEがフラっとハワイから遊びに来て(仕事ではなく)JIMがそれを嗅ぎ付けコンサートをしようと即興で決まったそうで、知る人ぞ知るのコンサートでした。 ![]() 会場は楽器店の店内に特設のステージを作り、折りたたみの椅子をおけるだけ置いたセッティングで、最前列のLYLEが使う椅子のまん前に席を確保!! ![]() JIM(写真:左)が1時間、LYLE(写真:右)が1時間のコンサートでしたが、飛び入りもあり、とてもアットホームな時間が過ごせました。 言うまでもなくのテナーウクレレはコードの運びが魔法のようで、 同じ曲でも彼に掛かると違う曲になってしまいます。 今回が始めてという”SOMEWHERE OUT THERE” は彼のアレンジで美しいコード進行でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() さて、今回飛び入りで一曲だけ披露した94歳のおじいちゃんBILL TOPIA(写真:左)をご紹介しましょう。 なんと彼は1927年にオープンしたあのロイヤルハワイイアンホテルの専属バンド、ジョニーノベル アンド ロイヤルハワイアンズのオリジナルメンバーで当時19歳。 ウクレレとバンジョーウクレレを担当していたそうです。 ![]() 今回の彼の演奏曲は「My little grass shack in Kealakekua Hawaii」でした。 ちなみにこの曲はジョニーノベルの曲です。 ![]() 94歳とは云え、ソロを弾き、コードもたくさん使って唄を唄って、エンターテイナーにとって欠かせない“観客を楽しませる心”を今も持ち続けているとても素敵なミュージシャンです。 ![]() ![]() ![]() ![]() 後半のセット、LYLEの演奏も感激でしたが、 今回のミニコンサート花形はやはりこのBILL TOPIAでした。 ![]() 彼が椅子に座って話し、ウクレレを弾き出すと、50人程の観客が全員吸い込まれる様に彼の演奏と唄に聞き入り、曲が終わると大喝采。 久しぶりに鳥肌が立つ思いをしました。 ![]() あっと言う間の2時間のコンサート。帰りの1時間のドライブはコンサートの余韻に包まれ暖かい気持ちで家まで戻りました。 サンタモニカより愛をこめて・Lucy |
![]() ![]() JIM BELOFF・・・ウクレレ関連の総合プロデューサというべき存在。書籍・ビデオ・CD・ウクレレと多岐に活躍。 LYLE RITZ・・・・元スタジオ・ミュージシャン。1958年に彼自身のスタイルのウクレレアルバムを発表。1930年生まれ。 JOHNNY NOBLE・・・「ハワイアンジャズの帝王」と称される作曲家・編曲家。1892年ホノルル生まれ。 |
![]() ![]() ![]() |